「あ、あっ…!ふぁっ、あぁぁぁっ!!」
銀次は背中を反らせ、俺の手を白く汚しながら達した。
…見てしまった。銀次の達する時の顔…
気づけば、また唇を重ねていた。
達した時に乱れた呼吸をまだ整え切れてないため、酸素を補給しようと開く唇に舌を差しこむ。
銀次の身体がびく、と震えた。
…そんなに嫌かよ…
奥へと逃げるようにする銀次の舌を吸い、無理やりに絡ませる。
――ぴちゃ、っちゅ…
車の中に、卑猥な水音が響く。
最後に銀次の下唇をちゅっ、と吸い、唇を離す。
「はっ、ふあ…」
胸を大きく上下させ、苦しそうな表情をする銀次。
―また、一回り俺の息子が大きくなったような…。
ふと、自分の下半身を見てみる。
…完璧に反応しちまってら…
服の上からもわかるほど、俺のは勃っていた。
この俺様が、銀次に欲情してるってのか?できれば信じたくない話だが、息子は素直なようで。
「蛮、ちゃ…」
銀次の小さな呼びかけでふ、と気が戻る。
銀次へ目を向ければ、…睨むような目でこっちを見ていた。
「…何だよ」
これだけ色々しといて、何だよ、はないだろ…と自分でも思ったが、今はこれしか浮かんでこなかった。
「何だよ、って…こっちが聞きたいよ…
いきなり何なのさ…蛮ちゃん、意味わかんないよ…」
まぁ、いきなり相棒だと思っていた男に襲われたら、意味不明だろうな…
自分でもそう思うが、やはり銀次にとって俺はそれだけの存在だったのか、と思うと、
ちょっと悲しくなってくる。
ちょっとじゃないけど。
「…うるせぇな、ちょっとからかっただけだよ…いいじゃねぇか、お前も気持ち良かっただろ?」
…最低だ。自己嫌悪へまっしぐら。
予想通り、銀次は怒りにふるふると震えている。
…電撃の一発二発は覚悟しとこーかね…。
ぱんっ。
瞬間、左頬に鋭い痛み。
…なかなか痛いぞ、銀次。
「…んだよ」
「んだよ、じゃないでしょ!?オレに、あんなっ…意味わかんないコトしといてっ!!
大体、蛮ちゃんは女の子が好きだったんじゃないの!?乳のおっきぃ!!
なのに、なんでよりによってオレなのさぁ…!」
銀次は一気にまくしたてた。
そりゃそーだろーよ。
…だけど、銀次に一発殴られたのに、どうしようもなく腹が立った。
自分が悪いのは重々わかっているが、銀次が俺に歯向かったことが気に喰わない。
「…テメェ、誰に向かってモノ言ってんだよ?」
いつもより少し低い声で、銀次に言う。
途端、泣きそうな顔になる。
だが、めずらしく銀次は折れなかった。
「…今回は、オレ悪くないから謝らないよ。
だって蛮ちゃんが悪いんじゃんか…、オレを女の子の代わりにしてさ…
そんなにえっちなことしたかったんなら、言ってくれればよかったのに!」
…はぁ?
じゃぁ、先に言ってたらお前はおとなしくヤられてたっつーのかよ?
「お前、自分が何言ってんのかわかってんのか?」
「わかってるよ!こんなことする前に言ってくれれば、オレスバルからちょっとの間出てったのに‥」
あ、そういう意味かよ。
銀次的には、自分を襲う前に他の女に当たってほしかったらしい。
でも自分がスバルにいつもいるせいで、俺が女を連れ込めないとでも思ったらしい…。
…こいつ、本気で犯してやろうか。
あまりにも銀次の言っていることがバカすぎて、怒鳴る気にもなれない。
だが、さっき殴られた分の怒りはまだ消えていない。
これは、ちゃんと躾しないと、だな…。
「いいか、銀次。俺がお前にあんなことしたのには理由があってな。それはちゃんと後で言う。
…だがな、お前誰を殴ったと思ってんだよ?」
思いっきり睨みつけて、凄む。
「ぁ、…と…。…ごめん、なさい…」
とうとう銀次は謝った。
本来は俺が謝るべきなのだが、銀次はアホなのでそれに気づいていない。
俯いて謝る銀次に、また息子が反応してしまった…
「へー…俺を殴ったことを、『ごめんなさい』だけで済ますつもりなんだ?」
「あぅ…」
俺はどうやら、銀次を追い詰めるのが大好きらしい。
こいつの困った顔を見て、背筋を何かが這い上がるような感覚があった。
「…銀次、お仕置き…しなきゃなぁ?」
自分でも、悪魔の角が生えてた、…と思う。
俺はまず。銀次をまず全裸にさせ、うつぶせの体制にさせた。
「いやぁ…蛮ちゃ…」
「うっせ。お仕置きだ…」
そのまま膝を立たせ、所謂四つん這いの姿勢にさせる。
「ぁ、や…蛮ちゃんっ…もぉやめよぉよぉ…」
銀次の瞳から、また涙が溢れる。
…もっと、泣かせたい…
そんな黒い欲望が、俺の中で暴れまわった。
「銀次…ちょっと、我慢な?」
「え…きゃぁっ!!やぁっ…やめ…!!」
ぱんっ、ぱんっ、と断続的に、肌を叩く音。
「やぁっ、いっ…やめて…!!蛮ちゃんっっ」
俺は、銀次の白いケツを、ぶったたいていた。
回数を重ねるほど、赤い痕が残っていく。
「もっ、やめてぇ…!!離してぇっ…!!」
俺に腰を支えられながら、銀次は泣き喚く。
それが少し耳障りで、俺は思いっきりケツを強く叩いた。
ぱぁん!
今までで一番大きな音が車に響く。
「っ、ぃやああああ!!!」
銀次の、悲鳴。
それすらも、俺にとっては快感。
「銀次…お前、超カワイイ…」
無意識に、思った事を声に出していた。
それを拾ったらしい銀次が、怪訝そうな顔でこちらへ振り返る。
「かわ、いい…?」
「おう。言っとくが本気でだぞ」
「…オレ、女の子じゃなぁい…!」
そう言ってまた、大きな瞳から涙を流す。
…だから、それすらも可愛いんだって。
そんな会話の最中にもぶったたいていたケツは、見るだけで痛いほどに真っ赤になっていた。
そっと触れると、ジン、とした熱。
「…銀次、俺が欲しい、って言えよ」
「え…?」
銀次の耳元に唇を寄せ、舌で遊ぶ。
付け根を舌でなめ上げたり、穴に差し込んだり。
「ひんっ…や、それ、やぁ…!」
銀次は耳が弱いらしい。
これも、俺だけが知っていること。
と思うと、身体が熱くなった気がした。
「言えよ…俺が欲しい、って…ホラ、早く…」
と、また銀次のケツを叩き始める。
「やっ、いたぁ…!」
「言えば止めてやるから…ホラ…」
――ぱん、ぱんっ。
「いたぁ…!言う、からっ、!言うから、ちょっと待ってぇ…!」
言うならば止めてやろう、と思い、一旦ケツをぶつ手を止める。
「ぁ…ほ、しぃ…蛮ちゃんが、欲しいよぉっ…!」
求め、られている。
この銀次に、俺が。
そう考えると、また何かが背を這った。
「ん…よくできました…ご褒美に、またイかせてやるよ」
そう言い、再び銀次の自身を掴む。
「あぁっ!ふぁ、ひんっ…」
上下に手を動かしたり、先端を親指で軽く押す。
はしたなく透明な汁を溢れさせる銀次のモノ。
もう限界がすぐそこなのか、銀次は腰をがくがくさせている。
最後にイかせてやるため、
先端の割れ目に爪を食い込ませ、そのまま左右に動かすと…
「ひぁぁぁぁぁっ!!!」
…今日で一番艶やかな嬌声を零し、銀次はイった。
銀次は達した時、同時に気を失ったらしい。
横でぐったりとしている。
「チッ…突っ込もうと思ってたのに失神しやがって…」
と、舌打ちを一つ。
でも、別にいい。
…銀次を襲う機会なんて、いくらでもあるのだから…。
なんか…美堂さん怖い人だ(笑 エロが薄いー。
お題