アウト 2

 

「…ぁ!も、ぉ…だめぇえ…!」
…初めてソコを弄られる感覚に、甘い声を上げて悶える銀次。
既に一度達していていたが、自身はもう頭を擡げていた。

「ばん、ちゃぁあ…!だめぇっ、イっちゃぅ…」
――蛮の指に絡みつく、銀次のナカ。
ソコはとても熱くて…蛮は今すぐにでも挿れたい気持ちに襲われた。
でも、ハジメテで痛みを感じさせたくはないから…。
銀次のナカを慣らしていた3本の指を、ゆっくりと引き抜いた。

「ぁっ…あ…」
ちゅぷ…と抜かれる感覚にも反応してしまう銀次のカラダ。
…感度は最高。しかも、女も男もハジメテときた。
――このカラダのナカに入り込んだ男は、蛮だけ……。
その事実が、蛮を更に興奮させた。

「……銀次…、挿れたい…」
「んぅっ…!」

耳元で囁いて、耳朶を軽く食む。
それだけで銀次はぴくん、と震えて…。

「…いれ、て…?」
「……銀次…」

じりじりと襲ってくる快感に、息が荒くなってしまう。
ちゃんと言いたいのに。
…オレのナカで…蛮ちゃんにも気持ち良くなってほしいよ…って…、
ちゃんと…。

「…ほしい…よ…。蛮ちゃぁん…」
「…っ銀次…!」

銀次の細腰を、そっと掴んで。
トロトロに溶かした後孔に自身を宛がう。
くちゅ…と濡れた音が耳に届いた。

「あ…ひ、ぁあ…、あつ、ぃよぉ…」
「…もっと熱くなる…」

腰を高い位置で固定して、ずぷっ…と卑猥な音を零しながらナカを犯していく。
…初めて銀次のナカに入り込むという悦。
そして、この銀次の声。
甘くて、女のように高い…。
けれど、これまで聞いてきたどの女よりもあたたかい。

「んぁあ…っ、ひぅ…!ばん、ちゃぁ…!」
「銀次…、痛いか…?」

生理的な涙を零す、銀次の頬に手をあてて。
落ち着かせるように優しく撫でた。

「んっ…だいじょぶ、だよ…、ばんちゃ…大好き…」

そう言って、銀次はふわっと笑った。
…まるで、俺が安心させられているようだ。
そして、「大好き」という言葉。
…頼むから、これ以上煽らないでほしい。

「はぁぁあんっ…!んぅう…、そこっ、だめぇええ…!!」
――指で慣らしたときに見つけた、銀次のイイトコロ。
ソコを突くたびに、ナカがきゅうきゅう締め付けてきて…。
惜しみもなく出される甘い声が、耳に溶けてくる。

「ダメ…じゃねぇだろ…?すっげぇ締めつけてくる…」
固い先端を、ナカの熱い粘膜に擦りつけて。
抜き差しを繰り返すたびに滑りが良くなって律動が早くなってしまう…。

「ひぁあん!ふぁあ…っ、ばんちゃぁあん…!!」
「っは…、やっべぇよ…お前んナカ…」
「ぁあん!っひぃ…、ほんとぉ…?」
「あぁ…ホントに…」

すると、今度は嬉しそうに笑うのだ。
おれも気持ちいい…、と。

今まで感じたことのない興奮を、カラダが無理矢理収めようとする。
銀次の膝が胸につくくらいに折り曲げて、そのまま銀次を抱きしめる。

「やぁあん!深ぁあ…い…!ひゃぅ…!」
「銀次…ナカ、出していい…?」

首をふるふると横に振って悶える銀次。
顔に手を添えて、こっちを向かせる。

「な…かぁ…?」
「そう…、銀次んナカ…」

なんのことぉ…?と視線で聞いてくる銀次。
…まぁ、ハジメテならばわからなくて当たり前なのだが。

「…よく、わかんないけど…。そうしたら蛮ちゃん…気持ちいいの…?」
「っ…!…あぁ…最高」

…なんなんだ…可愛すぎるこの銀次。
さっきからこの可愛さは尋常じゃないとが思っていたが。
…ここまで煽られるとは。

「じゃぁ、おれのナカ…でいいよ…?」
「銀次…!っく、は…!」

銀次が、言い終わったとほぼ同時に。
銀次のナカが…これまでで一番、きゅうっ…と締まったのだ。

突然の締めつけに堪えることもできず…。
――銀次のナカへ、大量の精を放ってしまっていた。

「あぁあん…!ぁ…すごぉ…い…、なかで…でてるよぅ…!」
「おまっ…、締めすぎ…!」

…銀次は、俺がイった少し後に達していた。
自分でもいつイってしまったかわからない…という顔だ。
なんだかよくわからないうちに天国行きだった…てトコか。

「ばん、ちゃ…、だいすき…」

――意識を完璧に失う前に。
また、そう言った。

「……俺も…愛してるよ…」

…聞こえたかどうかはわからないが。
もし、聞こえていなかったら…銀次が起きたら、もう一度言ってやろう。

愛してるよ、と。

 

 

ひさしぶりのエロ…楽しかったですv 楽しいけど時間がかかっちゃうんです;

 

Novel